海外での交通事故・自然災害、そしてテロ。あなたには起こらないという自信がありますか?

6月4日。

ハワイ島で日本人4人が乗った乗用車と、対向車線を走るトラックが正面衝突し、乗っていた69歳と70歳の女性が亡くなるというニュースはご存知だと思います。

一方同じハワイ島では、噴火が一ヶ月も続いており、既に溶岩の流出が17平方キロメートルにも渡っているとのこと。なんと、東京の新宿区とほぼ同じ広さに該当するようです。

6月3日には中南米のグアテマラでも火山が噴火し、噴煙などで亡くなった方は60人にも上っています。

このように、海外では例え体は丈夫で健康であっても、いついかなるアクシデントでケガを負うリスクがあるかもしれないことから、やはり海外旅行保険の重要性は高いと感じています。

世界の交通事故による死亡者数は、中国とアメリカが圧倒的多数!

中国とアメリカの交通事故死亡者はとても多い!

まずは、交通事故の状況から。

既に自動車販売台数が世界一になった中国は、交通事故の死亡人数も直近では年間6万人と、世界でも圧倒的多数。中国では外国人の医療費はアメリカ並の高額なケースも多く、注意が必要です。

一方世界一高額な医療事情で有名なアメリカでも、交通事故の死亡者数においては世界の中でもかなりの高さ!直近でも年間3万5千人!負傷者数まで考えれば相当な人数になるこれらの国では、やはり事故に備えた海外旅行保険は必須な理由の一つです。

この2国。当然人口が多いことと車の保有台数が多いことがその最大の原因ではありますが、果たしてそれだけなのでしょうか。

直近の20年の交通事故による死亡者数の推移を見ると、欧州や日本・韓国などは15,000人前後が5,000人を切るくらいまでにずっと減少してきているにもかかわらず、アメリカは45,000人がようやく35,000人を切る程度。

中国では、年間7万人がピーク時には11万人を超えるところまで増加し、そしてようやく6万人を切るレベルまでになりました。

これは、中国では交通マナーの問題。そしてアメリカでは自動車社会が基本で自動車への依存度・利用回数が多いことが大きく影響しています。

中国やアメリカ在住であれば、くれぐれも気をつけてください。

尚参考までに、自動車1万台あたりもしくは1億キロ走行あたりの事故死亡者数は、お隣の韓国アメリカの3倍日本やヨーロッパ諸国の6倍となっているのも特筆すべきことだと思います。

その他、2016年だけでも日本人の人的被害があった交通事故としては、台湾での観光バス横転事故(9月)、ニュージャージー州(米国)ホーボケン・ターミナルでの列車衝突事故(9月)、スランガン島(インドネシア)におけるグラスボート転覆事故(11月)、ハワイ(米国)におけるヘリコプター墜落事故(11月)などが挙げられます。

海外では、病気や事故に次いで自然災害の犠牲者が出ています

クライストチャーチでの大地震では、多数の日本人が犠牲になりました。

サイクロンや竜巻、火山噴火に大津波や大地震。

世界には日本人の想像を超える自然災害が突如起こることも。

2004年12月に起きたスマトラ沖地震では、日本人40人が犠牲に。また2名は行方不明という、日本人にとっても大惨事になりました。地震の影響で、タイのプーケットで津波に巻き込まれた事例も発生しています。

2011年に起きたクライストチャーチでの地震は、日本人留学生など29名もの方が亡くなられたのは、未だ記憶に新しいのでは無いですか?

これらの災害では、負傷者まで合わせれば、かなりの人数の日本人が被害にあっていることも忘れないでください。

もちろん、これらの災害は日本であっても決して少ない訳ではありません。しかし、死傷された場合の費用を考えると、やはり高額な補償が可能な海外旅行保険の必要性が高くなることを忘れないで欲しいものです。

日本人が巻き込まれるテロ被害は、年々増加の一途

日本人が海外でテロに巻き込まれる事例は増加の一途です。

テロは日本でも皆無ではありませんが、やはり海外だからこその被害。

特にアメリカの9.11テロ事件以降、アルカイダやIS、移民の増加などにより、欧米や東南アジアなどどの国に居ても決してテロに対して手放しで安心していられる国は少なくなりました。

以下、外務省ホームページ・2016年外交白書から。

「2016年7月、ダッカ(バングラデシュ)のレストランが襲撃され、邦人8人が被害に遭うテロ事件が発生した。いまやテロの脅威は、イスラム過激派組織の拠点のある中東・アフリカのみならず、日本人が数多く渡航・滞在する欧米やアジアにも拡大している。また、実行主体がインターネットなどを通じて国外のイスラム過激思想に感化されたテロ(ホームグロウン型)や、組織的背景が薄く単独で行動する「一匹狼(おおかみ)」であるテロ(ローンウルフ型)が多数見られるほか、テロリストが日常的な場所で一般人を狙う傾向もあり、テロの発生を防止することはますます困難になっている。

2016年には、これらのような傾向を示す事件として、ほかにもジャカルタ(インドネシア)での爆発・銃撃テロ事件(1月)、ブリュッセル(ベルギー)の空港・地下鉄におけるテロ事件(3月)、オーランド(米国)のナイトクラブにおける銃撃テロ事件(6月)、イスタンブール(トルコ)の国際空港におけるテロ事件(6月)、ニース(フランス)の花火大会における大型トラック突入事件(7月)、ベルリン(ドイツ)のクリスマスマーケットにおける大型トラック突入事件(12月)などが発生した。今後も不特定多数の人が集まる場所でのテロ事件の発生が懸念されている。

その他の犯罪被害としては、日本人が犠牲となる殺害事件が、フィリピン、米国、カナダ、トリニダード・トバゴ、コロンビアなどで発生した。また、日本人留学生が被害に遭った事例として、カナダでの日本人女性殺害事件(9月)や、コロンビアでの男子大学生の強盗殺害事件(11月)などが挙げられる。」

2015年版では以下。

「近年、海外に渡航する日本人の増加に伴い、海外において日本人がテロを始めとする凶悪な事件や不測の事故に巻き込まれる危険性が高まっている。2015年については、年初のシリアでの邦人殺害テロ事件、3月のチュニジアでの銃撃テロ事件、8月のバンコクでの爆発事件、10月のバングラデシュでの邦人殺害事件等が発生し、日本人が被害に遭った

テロや誘拐については、中東・アフリカ地域を中心にISIL、アルカイダ、タリバーンなどのイスラム過激派武装組織による治安当局などの政府施設を狙った襲撃や公共交通機関・宗教施設・市場など人が多く集まる場所における一般市民を狙った無差別テロ、人質拘束・殺害などが相次いで発生するとともに、欧米諸国においても、イスラム過激思想に影響を受けたと見られる個人による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生している。例えば、フランスを走行中の国際特急列車における発砲事件(8月)、パリ(フランス)における同時多発テロ事件(11月)、米国カリフォルニア州における銃撃事件(12月)等が発生した。また、世界各地においても、イスラム過激思想に影響を受けたと思われる個人がテロ計画等の容疑で複数逮捕されており、今後、一層の注意が必要である。加えて、外国人を標的とした誘拐事件も世界各地で発生した。

そのほかの犯罪被害としては、日本人が犠牲となる殺害事件が、フィリピン、タイ、インドネシア、ブラジルなどで発生した。」

2014年版では以下。

「2015年1月20日、シリアにおいて「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」によって拘束されていた2人の日本人の映像が、インターネット上に公開され、その後殺害されたとみられるテロ事件が発生した。

テロについては、中東、アフリカ、南西アジアを中心に、ISIL、アルカイダ、タリバーンなどのイスラム過激派武装組織による治安当局などの政府施設を狙った襲撃や、公共交通機関、宗教施設、市場など人が多く集まる場所における一般市民を狙った無差別テロ、人質拘束・殺害などが相次いで発生した。また、欧米諸国においても、イスラム過激思想に影響を受けたと見られる個人によるテロも発生している。10月にはオタワ(カナダ)において、カナダ軍兵士が銃撃され死亡する事件が、また、12月にはシドニー(オーストラリア)の中心部で複数の人質を取った立てこもり事件が発生した。さらに、2015年1月にはパリ(フランス)市内において、新聞社が襲撃されるなどの連続テロ事件が発生した。

また、外国人を標的とした誘拐事件も世界各地で発生した。

犯罪被害については、日本人が犠牲となる殺害事件が、フィリピン、タイ、米国などで発生している。」

もはや、海外に居る日本人はテロや事件とは無縁、などとは言えません。

テロの被害に遭うと、銃弾を受けたりするケースから治療費が非常に高額になります。一命は取りとめたものの、その後医療費で数百万数千万の請求を受け、どうにも出来ずに困っている、というある日本人のコメントを見たことがありますが、それに対する世間の反応は、同情の声と同じくらい、海外旅行保険をかけずに海外に滞在する自己責任、というコメントが多く寄せられていたことが印象的でした。

日本に居ては気づかない、これが海外の現実なのかもしれません。

交通事故や自然災害、テロ以外にも、海外独自の感染症も健康であるあなたにも無縁ではありません

感染症も、健康だからといって安心ではありません。

3〜4年前頃から中国で話題に登り始めていた「鳥インフルエンザ」。

中国人の知人たちからは滅多に話題に上がることはありませんでしたが、上海に長期滞在している私には毎日気が気ではありませんでした。

上海の領事館から頻繁に来る感染情報では、感染者数と死亡者数が刻々と記載されていましたが、予想以上に高い感染者数とそして死亡者数!注意として、生きた家禽類には近づかないこと!とありますが、日頃買い物に行くローカルのスーパーでは、依然として生きたニワトリが普通にオリに入っています。

さすがにピーク時には生きたニワトリは撤去されましたが、健康には自信のある私も不安な毎日を過ごしたものです。

これらの事例のように、海外での長期滞在はご自身の健康管理だけでは防ぎようの無いアクシデントもたくさん。あなたと同様に、海外に長期滞在している私としては、そんな日本人の同朋の健康や安心な生活を日々願っています。

せめてもしもの際には安心な、日本の海外旅行保険の情報を発信しているのは、そんな理由からであることをご理解いただければ幸甚です。

※参考記事

[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/foreign-ministry/” title=”外務省が日本の海外旅行保険加入を特に推奨する、14の国。” content=”海外在住の日本人を守るのが責務の外務省。特に外務省が日本の海外旅行保険の加入を推奨する海外の国とは?”] [blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/earthquake-eruption-tsunami_ok/” title=”この度の、台湾東部大地震被災者の皆様にお悔やみ申し上げます。” content=”日本で東日本大震災が起きた時、真っ先に多大な支援を表明してくれた台湾。親日で身近なこの台湾での、大地震では日本人にも被害が出たようです。”] [blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/obamacare/” title=”アメリカ_オバマケアと日本の海外旅行保険。” content=”オバマケアが導入されても、アメリカの高額医療費用の全てを賄うことは出来ません。病気に限らず、交通事故も多発しているアメリカでは、海外旅行保険は必須です。”]

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ

  • 世界の交通事故死亡者数は、中国とアメリカが圧倒的多数!
  • 自然災害やテロによる邦人被害も、毎年必ず発生しています。特にテロ被害については増加の一途です。
  • 海外特有の感染症だって、普段丈夫で健康な方でも罹患する可能性があります。

 

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