「安心」を売る証券には裏がある〜海外旅行保険に潜む落とし穴

海外滞在の日本人には、大きな安心が得られると謳う日本の海外旅行保険にも、いいことばかりではありません。

使い勝手の悪い裏の面もあります。

経験者が語る!海外旅行保険に潜むデメリット

ご紹介します。

アシストセンターの初期対応が遅く、マニュアルの棒読み対応も

夜中に発熱で、急いで病院に行きたい。

海外でお子様が夜中に急な発熱

慌てたご両親は急いでアシストセンターへ電話。

24時間365日、日本語対応は大きな安心ではありますが、時に中々つながらないことも。

ようやく電話がつながり、慌てて症状や救急車の手配などを相談するも、担当の方は一つひとつの質問の都度「お待ちください」と保留に。

そしてマニュアルの棒読みのような回答ばかり。

その後救急車と病院を手配するとのことで連絡待ち。それから1〜2時間してようやく案内が来たというケースも耳にします。焦っている親御さんには、とても長い時間に感じることでしょう。

通常、世界中からのフリーダイヤルを設けている海外旅行保険ですが、大半は日本のアシストセンターにつながります。ですから、海外現地の医療アシストサービスとの対応や病院の手配などに、時間がかかってしまうケースが多いのです。

現地の対応に切り替わってからは、迅速に対応してくれます。

対応に不慣れなコールセンターの担当者。

また、アシストセンターに配置されている担当者は、もちろん保険や医療の専門家では無いので、結局初期対応は確認しながらだったりマニュアルの棒読みばかりとなってしまいがち。

一番肝心な初期対応。最近日本では自動車事故の場合、初期対応から専門家が即対応してくれるサービスを導入する保険会社が増えてきました。

海外旅行保険にも、同様のサービスを期待したいものです。

一度にできる契約は最長でも2年。その後継続不可になるケースも多数

海外旅行保険は、利用が多いと継続出来ません。

海外旅行保険は、長期になればなるほど利用するケースが増えていきます

当然のことです。

そこで保険会社は、期間が6ヶ月を超えるプランから保険料を高めに設定していきます。できるだけ短い期間で契約をしてもらい、延長・更新の都度利用頻度を見て拒絶しやすい仕組みにしようとしているのです。

ですから、あらかじめ長期滞在になることが分かっているのであれば、一時帰国に合わせて細めに期間を設定するよりも、1年や2年の長期で契約する方が安心は高まります。

どの保険会社でも、長期プランは赤字となっているため、継続できる条件は厳しくなっています保険料に対してどのくらい保険金を払ったか、また保険期間中何回別の理由で治療をしたかなど、継続・延長時には厳しくチェックをされます。

例えば半年で10万円くらいの保険料のプランの場合、医療が高額な国では風邪で2回通った程度でも保険料を超えてしまいます。こうなると、継続や延長を拒絶されるケースが出てきます。

保険利用が例え保険料を超えなくても、何度も異なる病気やケガで治療をすると、やはり審査が通りにくくなっていきます。

よってご家族で海外生活をされていて、一番病気になりがちなお子様だけが継続・延長不可!となることも多く、次の一時帰国までお子様だけ無保険という、親御さんにとっては非常に心配な状況も起こります。

治療費は最長でも180日で打ち切り。歯科治療・妊娠関連も利用不可

鍵愛旅行保険の治療費は、最長でも180日間で打ち切りです。

治療が長引くケガや病気になっても、治療費は発生・発病から180日までで打ち切りとなります。

また、このような長期のケガや病気になれば、完治後2年は他の保険会社を探しても新たに海外旅行保険に入ることは難しいでしょう。

その他、体は健康でも歯は不安という方も多いですが、一般的に歯科疾病治療は利用不可妊娠をされていらっしゃる方も、それに関する異常については対象外となります。

保険料を、突然値上げされて困ることがあるのも海外旅行保険の特徴。ある方は加入時の保険料年間20万円が、翌年更新する時には40万以上になっていました。ご家族みなさんでの契約の場合は、とてもそんな値上げ額を受け入れることは出来ないでしょう。

それでもやっぱり海外旅行保険は必要です

やっぱり海外では、海外旅行保険が大きな安心をもたらします。

以上、経験者の方からのご相談で伺った様々なデメリットの例でしたが、でも最後にその方はおっしゃっていました。

「とは言え、家族も何度も保険のお世話になり、時には時間がかかった時もありましたが、親切に最後まで対応してくれました。また専門の方にご相談したことで問題も殆どが解決しました。メリット・デメリットがしっかり分かったので、それらをうまく活用していきたいと思います」

おっしゃる通りだと思います。海外旅行保険は万能ではありませんが、内容をしっかりと理解した上で活用すれば、大きな安心が得られることは間違いありません。
※参考記事
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/do-not-do1/” title=”海外旅行保険に加入後、やってはいけない9つのこと。” content=”海外での長期生活に欠かせない海外旅行保険。ご加入後やってはいけない9つの事項をお伝えします。”] [blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/2-year_contract/” title=”急な帰国、月単位返金可、海外旅行保険最長2年契約がベストな理由。” content=”海外旅行保険で一度にできる契約期間は最長2年。いろいろな理由から、長期滞在の方には最長2年をお勧めします。”] [blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/oti-and-cancer/” title=”海外渡航中はガンでも治療費補償、180日ルールのメリット・デメリットとは” content=”海外旅行保険の最大のメリットが治療救援費用。しかしその利用は最長でも180日以内。そのメリット・デメリットをお伝えします。”]

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険のまとめ

  • 安心を謳う海外旅行保険の落とし穴。アシストセンターの初動対応でまずは感じることが多いでしょう。
  • 継続や延長時のチェックは厳しく、拒絶されて困ることや、治療期間、治療対象外の病気で困るケースなども。
  • 決して万能では無い海外旅行保険。そのメリット・デメリットをしっかりと理解してご活用ください。
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