海外渡航中はガンでも治療費補償、180日ルールのメリット・デメリットとは

海外での長期滞在者には必要不可欠、かつ最大の安心を提供する日本の海外旅行保険

しかし、そんな海外旅行保険でも、メリットデメリット(功罪)はあります。それは

一番頼りになる「治療救援費用」。補償期間中に起きたケガや発病した病気の治療行為は、初めて医者にかかってから180日間までが補償対象であるということ。

海外旅行保険は、ケガや病気による初回診察時から、最長180日までの治療費を補償

ガン治療の先進医療、重粒子線治療。

これ、とても重要なポイントです。

例えば、治療救援費用無制限のプランに加入していたとします(治療費を無制限の期間で補償してくれるのではありません)。

海外渡航中にガンと診断。部位が肺のため、できることなら日本では高度先進医療となる重粒子線治療を希望。医師もそれを勧めてくれています。日本では健康保険の対象外となり、一回の治療で300万円以上かかります。

日本の医療保険の大半は、そのような場合に備えて入院日額●●●●円、プラス先進医療特約三大疾病一時金などを付帯してもらい、高額な治療費に備えるようにプランニングします。
でも海外旅行保険で治療救援費用無制限なら、必要とあればそのような治療費も補償が無制限なら全てカバーしてくれます。通院治療も当然全額補償。これは海外旅行保険の大きなメリット

また、例えば海外旅行保険の保険期間最終日でも、その日までに起きたケガや発病した病気の治療を始めたのであれば、例え保険は切れても以後180日間の治療費用を補償してくれます。

通常、180日治療しても治らないケガの場合は、労災基準1年半と違って保険会社独自の基準で、6か月で後遺障害認定されるケースも多々あります。そのような場合には、治療費は以後出ませんが、後遺障害保険金の額に等級を加味した、後遺障害一時金が支払われます。そう考えると、後遺障害保険金の設定は大きい方が安心ではあります。(病気死亡は一律大体1,000万程度しか設定できません。また、病気による重度障害は補償対象外です。)

このようなことを加味すると、やはり海外旅行保険は海外では必要不可欠かつ日本の医療保険では得られないメリットのある保険だと言えます。

ただし、同じ原因による治療費は、最長でも180日間までであることを忘れないでください

同じ原因の病気やケガは、180日以上の治療は海外旅行保険ではできません。

でも、海外旅行保険は損害保険の分野であり、毎年更新が必要な傷害保険の特殊プラン。

よって日本の医療保険のように「終身保障」「10年更新」ではありません。

つまり、どんなけがや病気でも、保険期間中に起きたり発病した怪我や病気は、180日間で打ち切りとなるんです。また、多額の保険金を使えば、翌年以降更新ができなくなるケースも多々あります。

日本では現在、入院日数は国の指導の下短期化していますが、入院はしなくても治療行為は何年も継続する病気はたくさんあります。今や日本人の2人に1人が罹患するというガン、はたまた糖尿病など、その最たる例です。

もし、海外旅行保険しか加入していなければ、それらの長期治療には耐えられません。これが大きなデメリットです。

例え海外で長期生活になるとしても、万一に備えて日本の医療保険を合わせてご準備を

入院が長期化する三大疾病などに備え、日本の終身医療保険も合わせてご加入しておいてください。

お勧めは、60歳や70歳で払い込みが完了する、三大疾病や長期入院に備えた日本の民間の医療保険

払込完了後は生涯の保障が続きます。一般的な商品は、1入院60日型が多く、生涯の通算では1,000日前後が多いようですが、三大疾病や七大疾病時には、入院日数の制限が無制限になる商品もあります。やっぱり「無制限」は最大の安心ですね。これら日本の医療保険も、例え海外での入院についても、契約時に決めた入院日額は、事後請求によって払ってもらえます

海外旅行保険で180日以内の治療費を無制限に。そして日本の医療保険で長期化する病気には入院日数が無制限になる日本の医療保険を組み合わせれば最高の安心が手に入ります。自動車保険の対人対物・人身傷害も、無制限にされる方が大半なのも、せっかく補償をかけるなら上限に心配をしたくないからですね。

それをベースに、特定疾病一時金と先進医療特約を付帯。出来ることなら、最近日本で発売されている、要介護や認知症と認定された際の一時金補償を付帯することで、より一層海外旅行保険の穴を埋められます。

これら民間の医療保険に加え、海外渡航時に停止した国民健康保険を再開させることにより、長期に渡って必要とされる病気に罹患したケースに備えた、より大きな安心が得られます(健康保険は、持病や歯科治療など、生涯途切れることなく3割負担で済む、日本人にとって最高の医療保険制度です)。御一考ください。

※参考記事
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/lifetime-medical-insurance/” title=”日本で加入している終身医療保険。海外では殆んど歯が立たず” content=”日本で契約していた医療保険。海外では特に緊急時や入院時には殆んど役には立ちません。その理由をお伝えします。”] [blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/treatment_costs_limitless/” title=”海外生活最高の安心とは?!治療救援費用無制限。” content=”海外旅行保険の治療救援費用は、最低でも3,000万円以上は付帯させてください。でも、やはり最高の安心は無制限です。出来ることならそうされることで、最高の安心が手に入りますよ。”]

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ

  • 海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険にもある落とし穴。
  • 一番のポイントは、毎年更新かつ保険期間中に負ったケガや発病した病気の治療期間は最大180日間であること。
  • 治療が長期化するガンや特定疾病に備え、日本の終身医療保険も合わせて準備した方が、より一層の安心が得られます。
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