海外旅行保険で「検査」はどこまで対象になるか。

海外旅行保険の「治療費用補償」。

この補償は、ケガや病気で治療を必要として開始した場合に、掛かった費用を補償してくれます。

つまり、実際に治療に掛かる費用のみが対象となるため、毎年の定期健康診断や、コロナに感染していないかどうかをチェックする検査などには、保険は適用されません。

では、

・検査中ポリープが見つかりその場で切除した場合や、ポリープが陽性か悪性かのサンプルチェックは?

・治療として、医師が勧める検査ならどんなに高度な検査をしてもいいの?

・要再検査となったのは保険期間内だったが、再検査の結果が出たときには保険は終了していた場合は?

など、今回は検査に関する内容を解説します。

Adviser

このお話、海外旅行保険では重要なポイントです。

海外旅行保険における「検査」の扱いをしっかりと理解しておきましょう。

海外旅行保険で「検査」が保険適用になる場合

海外旅行保険の「治療(救援)費用補償」の規定は、補償開始以降に病気が発症したり、ケガをしてしまった場合に、

『初診もしくは受傷した日から最長180日間までに掛かった費用を負担してくれる補償』

となっています。

ですから、病気やケガになったことで病院を受診し、医師に指示されて受ける検査は保険適用となります(後述しますが、ならない検査もありますのでご注意ください)。

一方、病気を見つけるために毎年定期的に受診する「健康診断」や、自主的に受ける「脳ドッグ」などは、保険は適用になりません。

それが例え海外の学校や職場からの指示で受ける検査や、パンデミック中に求められた検査であっても、海外旅行保険では保険適用外です。

その検査によって見つかった病気や異常について治療が必要だと判断された場合は、もちろんその治療については海外旅行保険の対象となります。

検査中にポリープ切除・良性悪性かのサンプルチェックは?

内視鏡検査などを行っている際に小さなポリープがいくつか見つかり、医師から「念の為切除しておきましょう」と言われてその場で切除することがあります。

また、ポリープが良性か悪性かを判断するため、サンプルチェックを行うこともあります。

これらによって発生した追加費用については、サンプルチェックの結果で良性であっても保険が適用となります。

医師が勧める検査なら、どんなに高度な検査も保険適用??

保険会社は、治療に掛かった費用が妥当かどうか迷うような場合、必ず医師の判断を基に決定します。

しかしその医師とは、病院の医師では無く保険会社に所属している専属の医師。

病院の医師としては、独自の先端機器など高度で高額な検査を勧めることが良くありますが、

検査費用が高額になる場合はその検査をする必要が果たしてあるのか、その機器で行う必要があるのかをチェックします。

そして認定されないこともあります。

日本で言えば、健康保険が使えない高度な検査などが海外旅行保険でも認定されないことが多いとお考えください。

Adviser

海外の病院やクリニックでは、海外旅行保険に入っている受診者には、やたら高額な検査を勧める事例が多々あります。

そのような場合、必ず事前に保険会社に「保険適用になるかどうか」確認をしておきましょう。

後で自己負担になって大変な思いをすることもあります。

健康診断や単なる検査は、日本一時帰国中と保険終了間際に注意。

弊社では、海外旅行保険に新たにご加入いただく方、もしくは満期を持って終了される方には、

保険期間中に必ず「健康診断」や「人間ドッグ」を受けていただくことを推奨しています。

健診やドッグ自体には保険は使えなくても、新たに見つかった病気が海外旅行保険で対象になるからです。

ポイントは、日本一時帰国中や保険終了間際で受ける場合。

その理由は、どちらも保険が適用になる「期限」があるからです。

日本一時帰国中なら、入国後30日以内の治療開始が対象ですし、

保険終了間際なら、終了から72時間以内に治療を始めた場合が対象となります。

定期検診や人間ドッグは日本一時帰国中に受ける、という方も結構いらっしゃいますが、日本での病気やケガが保険適用になるのは入国から30日間まで(非居住者は90日間)。

つまり、一時帰国してすぐにドッグを受けても、その結果が出るのが31日目以降の場合、日本では補償の対象外期間となってしまっています。

ですから、検査結果が30日以内に出ない場合は一旦海外に出国しておくようにしてください。

検査結果を日本滞在中に受取り、状況によっては日本で再検査→治療に進みたい場合、検査結果が日本入国から30日以内に出るかどうかを確認してください。

もし、健康診断の結果が『要再検査』だった場合、『再検査』の結果『治療が必要となった場合』は、『再検査』の案内時点から保険が対象になります。

ですから、保険終了間際の健康診断も同様に、保険の満期終了前に検査の結果が出るタイミングでの受診をお勧めします。

再検査で治療を必要という結果になれば、再検査の結果から180日間は保険が適用になります。

これは健康保険よりも、大変有利な点ですのでしっかりと理解をしておきましょう。

Adviser

ポイントは、一時帰国で健康診断やドッグを受診するなら、帰国早々に受診する日程にしておく、ということ。

結果次第で日本で治療を進めるためには、しっかりとスケジュール管理が必要です。

迷ったらご相談ください。

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