外務省が日本の海外旅行保険加入を特に推奨する、14の国。

海外に頻繁に行っている私も、あまり意識をしていないパスポートの表紙の裏面

そこには、外務大臣の署名にて「日本国民である本旅券所持人を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えるよう、関係の諸官に要請する。」という文言が書かれています。

つまり、このパスポートの所持者は日本できちんと許可を出して海外に渡航しているのだから、海外現地でも最低限の保護扶助をしていただくように、という要請文です。

ですから、外務省が発行したパスポートで海外に出国した日本人に、海外現地でもしものことがあれば現地日本人の保護にあたるのが外務省の仕事となります。

そんな外務省のHPでは、世界中の国で日本の海外旅行保険に加入して渡航するよう特に推奨している国が14国ほどあります。それはどこでしょう。
(外務省 海外安全安全ホームページより)

世界200国近い国に大使館を置く、外務省の仕事とは

「平和で安全な国際社会の維持に寄与するとともに主体的かつ積極的な取組を通じて良好な国際環境の整備を図ること並びに調和ある対外関係を維持し発展させつつ、国際社会における日本国及び日本国民の利益の増進を図ること」を任務とする。

外交関係はひとまず置いておき、私達海外在住の日本人にとって一番重要なことは、「日本国民の海外における法律上又は経済上の利益その他の利益の保護及び増進(第8項)、海外における邦人の生命及び身体の保護その他の安全(第9項)、海外における邦人の身分関係事項(第10項、第11項)、旅券の発給並びに海外渡航及び海外移住(第12項)、査証(第13項)」。例えば、海外滞在中の日本人が犯罪行為により、その国家の刑務所に収監されたり、死刑判決が下される場合、外務省(在外公館の職員)は、邦人保護の一環として面会などの対応をとる、というようなことも含まれ、万一の際の最後の砦となっていることです(あくまでも期待ですが)。

そんな海外在住の邦人保護が任務の一つである外務省。そのHPの中でも特に14の国に渡航される場合においては、日本の海外旅行保険に加入することを強く推奨しています。やはり様々な海外での医療事情の中で、邦人を守るためにも日本の海外旅行保険の重要性を強く感じているからこそでしょう。

外務省推奨の筆頭は、やはり何と言ってもアメリカです!

外務省も絶対海外旅行保険が必須と言う国はアメリカです。

外務省のHP海外安全ホームページ掲載の全ての国を見ましたが、アメリカの場合は天気予報で言えば、傘(海外旅行保険)を持っていった方がいいでしょうというレベルではありません。

傘(海外旅行保険)が無ければ大変なことになるでしょうというレベルです!

以下、外務省HPから抜粋です。
(ニューヨーク)
高額な医療費に対しては、渡航後に当地の医療保険に加入するか、渡航前に十分な補償額の海外旅行傷害保険(100%カバー)に加入して備えておく必要があります。100%カバーの保険に加入していれば、キャッシュレスで受診することが可能なこともあり、また保険会社が医療費を病院側と交渉してディスカウントする可能性もあります。病気や怪我など1回の入院で数百万円から1千万円になることを覚悟してください。覚悟する必要があるそうです。

(ワシントンDC)
医療機関受診に際し,受付で診療費の支払い能力を問われることがありますので,現金,クレジットカードなど,支払い能力を十分証明出来る物を持参してください。手術・入院費など米国の医療費は,非常に高額であり,海外旅行傷害保険等には,十分な補償額で加入しておく必要があります。

(マイアミ)
医療費は米国の中でも高額で,医療保険の有無により受けられる医療の質に大きな格差が生じています。したがって,来訪者は海外傷害医療保険などに加入されるなど事前の対策を十二分に講じておくことを強くお勧めします。医療保険の有無が、命さえも左右する、と同じことですね。

これらは全て、外務省が公式に掲示している内容なのです。

その他、外務省から特に海外旅行保険を推奨している13の国家

外務省が特に日本の海外旅行保険を推奨する14の国。

2(イタリア)

滞在許可を持つ外国人でも国民健康保険に加入することができますが,保険料は収入によって違い,利用できるまでに半年ぐらいかかります。その他に私的保険もありますが,一時滞在者がこれらの保険に加入することはまれです。医療費は非常に高額なので,海外旅行傷害保険等に必ず加入しておきましょう

3(イギリス)
プライベート医療サービスの場合
一般に診療費が高額になるため,海外旅行傷害保険や当地のプライベート医療保険に加入することが推奨されます。

4(フランス)
診察料,検査代,薬代など治療費は非常な高額になる可能性があります。医療費は原則として自己負担となりますので,海外旅行傷害保険等,十分な補償額の保険への加入をお勧めします

5(ロシア)
緊急移送が必要となった場合,ロシアからヨーロッパや日本への緊急移送は,非常に高額(例:フランクフルトへの寝台移送の場合約400万円,東京への専用機移送の場合約2,000万円)が提示されますので,海外旅行傷害保険への加入は必須となります。ロシアから東京への移送は、何と2,000万円!

6(トルコ)
医療費は欧米並みに高額ですので,事前に海外旅行傷害保険への加入をお勧めします。欧米並みだそうです。

7(オーストラリア)
概して高額な当国の医療費に備えて海外旅行傷害保険への加入を強く勧めます。強くです。

8(カナダ)
リハビリ治療などは全額個人負担となります。高額な医療費請求に備えて、渡航前には海外旅行傷害保険に加入しておくことをお勧めします。

9(カンボジア)
十分な額の海外旅行傷害保険に加入する必要があります。設備の整った私立病院・クリニックでは支払い能力のない人は診察してくれません。治療費は高額(外来診察:約100ドル/回、入院:約1,000ドル/日)ですので、海外旅行傷害保険に加入しておく事を強く勧めます。こちらでも強くです。

10(ミャンマー)
国外への緊急移送も考慮して,搬送費用も含めた海外旅行傷害保険への加入(治療費,搬送費用併せて上限までの加入)をお勧めします。また,保険証券番号とパスポート番号は常に控えておき,緊急時に備えましょうもちろんそれらの原本保管場所も同行者や添乗員,家族など全員で把握しておいてください。患者さん本人しか知らないといったことは避けましょう。上限までの加入を勧めています。

11(マレーシア)
設備の整った私立病院・クリニックは支払い能力のない人は診察してくれません。海外での治療費は日本と比べ高額ですので,海外旅行傷害保険に加入しておく事を勧めます。診察さえもしてくれない、、、。

12(ベトナム)
診断の難しい病気や高度な医療が必要な時は,日本や近隣医療先進国へ緊急移送される場合があります。予め高額医療費に対応できる特約を付加した海外旅行傷害保険に加入しておくことが強く推奨されます。ベトナム国内では対応出来ないケースが多そうです。

13(タイ)
私立病院では診察料・治療費等は各々の病院が独自に定めており、全般に日本と比べて安価とは言えませんので、支払い時のトラブルを避けるためにも、事前に料金等を確認するか、または海外旅行傷害保険などの保険が適用されるか確認することが必要です。保険への加入を是非お勧めします。タイの医療も意外に高額なようです。

14(中国)
あらかじめ海外旅行保険に加入しておくことを強く推奨します。また,加入者は,サポートラインの電話番号や契約内容を日ごろから確認しておく必要があります。上海に居る私も、その通りだと思います。

以上が、外務省HPから得られた、特に日本の海外旅行保険への加入を推奨していた14の国です。実際に大使館も出しており、邦人保護を長年に渡って行ってきた外務省の経験則からの提言です。

海外では、交通事故によるケガ・死亡、またうつ病の発症が予想以上に多いという事実

ロシアやイギリスではうつが多発しています。

今回、自身の勉強のためにも外務省の在外情報を全世界で見ていた中で、予想以上に交通事故とうつ病の発症が多い国がたくさんあることに気付きました。

交通事故は先進国のヨーロッパでも多く、うつについては特にロシアとイギリスで強調されていました。

これらは、日頃注意をしていたからと言って、簡単に予防できる、防げることではありません。そしてこれらが起きた際には、海外では多額の治療費と治療に費やす長い時間が必要となります。

今は特に海外旅行保険の必要性を感じてなく、ご加入はされていらっしゃらない方でも、政府外務省も推奨する日本の海外旅行保険。特に該当14カ国ご滞在で未加入のあなたなら、改めてご検討された方が宜しいのでは無いかと思います。
※参考記事
[blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/obamacare/” title=”アメリカ_オバマケアと日本の海外旅行保険。” content=”アメリカの異常なまでの高額医療費で、医療難民を減らすべく制定されたオバマケア。しかしまだまだ問題は山積みのようです。”] [blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/cashless/” title=”海外旅行保険、最大の強味はキャッシュレス対応。” content=”海外の医療は信用が全て。どんなに地位の高い方だとしても、緊急医療の際にそれを証明するのは海外旅行保険なのです。”] [blogcard url=”https://www.kaigai-hoken.info/depression/” title=”海外赴任中のうつ病リスク、やっぱり海外旅行保険は大事” content=”日本でも問題になっているうつ病の増加。海外では、滞在国によっても特有のうつが発生しやすい国があるようです。”]

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ

  • 外務省は、私達海外在住の日本人保護が大きな役割の一つです。
  • そんな外務省が特に海外旅行保険を推奨している国が14あります。その筆頭はアメリカです。
  • 外務省のHPを全世界の国で見ると、予想以上に交通事故やうつの発症の注意喚起がありました。例え健康な方でも、やはり海外在住に備えた海外旅行保険の準備は必須だと思います。
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