糖尿病☓がん=認知症リスク16倍という衝撃

近年、糖尿病が認知症やがんの危険因子であることが注目されていますが、糖尿病とがんを併発した場合、認知症のリスクがより高くなることが最近報告されました。

国立がん研究センターなどの多目的コホート(JPHC)研究グループの研究によるものです。

糖尿病自体は、軽いうちは自覚症状が無いため放置をしてしまいがち。でも、そのことが後々の人生を大きく狂わせてしまうこととなる可能性がとても大きいのです。

また糖尿病やがん・認知症が海外で重症化してしまったら、海外旅行保険の治療費用の適用は最長でも180日間のため、それ以降は無保険で治療を続けなければならないことになってしまうかもしれません。

もしあなたが、糖尿病予備群と言われたことがあるのであれば、例え自覚症状は無くても危機感を持って生活習慣の改善に取り組む必があります。

糖尿病患者と正常な方との各病気の発症率比較

糖尿病患者ではアルツハイマー病が約1.5倍血管性認知症が正常な方に比べて約2.5倍多いとされています。

糖尿病患者が認知症になると低血糖のリスクが上昇するなどのために血糖コントロールが困難になりやすいからだそうです。

また糖尿病とがんの関係については、男性糖尿病患者のがん発症リスクが1.27 倍、女性は1.21倍というJPHC研究の報告もあります。

糖尿病とがんを併発していると何と認知症リスクは16倍!

今回発表された報告は、1990年に長野県南佐久郡の一般住民を対象に行った健康関連調査の回答者約1万2000人(40~59歳)のうち、2014~2015年に行った「こころの検診」にも参加した1244人(脳卒中罹患者は除外)のデータを解析したもの。

こころの検診における認知機能検査と医師の判定により、1244人中421人が軽い認知障害、60人が認知症と診断されました。

年齢、性別、教育歴、アルコール摂取、喫煙、運動、魚摂取量で調整した上で、軽度認知障害・認知症のリスクを検討すると、糖尿病では認知症リスクの明らかな上昇が認められたそうです。

さらに糖尿病とがんを併発していると認知症リスクはより顕著となり、両者とも罹患していない場合に比べ約16倍にもなったそうです。

なお、がん単独では軽度認知障害・認知症の明らかなリスク上昇はみられなかったようです。

小さな数値の変化にも注意が必要

私自身も、今回この記事を書くにあたり改めて毎年の血液検査結果を見直しました。

今までずっと基準値以内だったため、特に血糖値に注目はしていませんでしたが、基準値以内とは言え年々数値は上昇していることに強い危機感を覚えました。

国際糖尿病連合の発表では、2040年までに世界で6億5,000万人近くの糖尿病有病者数になると言われています。10人に一人に近い数字ですね。

日本でも糖尿病有病者数は、2016年には既に1,000万人を突破しています。やはり10人に一人に近い数字です。

そして今や生涯で2人に1人はかかるというガン

糖尿病の上にがんにまで罹患し、その上認知症にまでなってしまったら、自分自身もさることながら、周囲にも大変な思いをさせてしまいます。

人生100年時代を海外で健康で幸せに過ごしたい。そのためにはご自身の血糖値や各種検査項目などについて、小さな変化にも注意してコントロールしていくことが、イザという時の備えよりも重要だと実感しています。
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海外でも日本でも安心な、日本の海外旅行保険まとめ

  • 今や日本では国民病となっている「糖尿病」。有病者となるとその合併症だけではなく、アルツハイマーや血管性認知症などが正常な方に比べて発症率が高くなります。
  • 最近の調査結果の発表では、糖尿病とがんを併発していると、認知症リスクは両者とも罹患していない場合に比べて何と約16倍も高い発症リスクとなったそうです。
  • あなたは老後何十年を認知症で過ごしてもいいのですか?世界でも増加の一途の糖尿病。その予備軍で自覚症状が無いときから、健診の小さな数値の変化に注意をすることが、そんな未来を変える重要な一歩であると私も危機感を感じています。
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